この記事は繊細さんである私が今の持病である好酸球性多発血管炎性肉芽種症(EGPA)を発症してしまった時とそのストレスからうつ病になってしまった時のお話のまとめです。
繊細さんはどうしてもストレスを受けやすく、もしかしたら体が強くない方も多いのかもしれません。
そんな自分の過去の出来事をまとめてみました。
もしかすると自分に似たような方で苦しまれている方がいらっしゃれば、少しでも参考にしていただけると幸いです。
突然の発症
2018年11月1日のことです。私は約4ヶ月前、ある日突然体の節々に激痛が走り、1人で歩くことが困難になりました。それ以前にも喘息のような症状があったり、肩が痛くなったりすることがありました。
原因が分からず、とりあえず呼吸器科にかかってはいましたが、喘息の薬と吸入器を渡され、経過観察となっていました。
その状態から急に歩行困難になってしまいました。
私は、その日、急患で近くの総合病院へ向かいました。その時、ちょうど家に家族がいたため、救急車を呼ぶまでには至らなかったが、本当に辛い状態でした。
採血をした結果、好酸球という白血球の値が高いことが発覚しました。
その日は、夜の急患で詳しい検査をすることが叶わなかったため、痛み止めの薬を飲み帰宅しました。
次の日。
朝からありとあらゆる検査を行いました。
再び採血、CTレントゲンなど。
結果、直接の原因が見つかることはありませんでしたが、やはり好酸球の値が高いことによるアレルギー症状であると診断されました。
そして、その日から長い長いステロイド生活が始まりました。
その日、相変わらず体の節々が痛かった私は、医者に言われるがままに、経口ステロイド(プレドニン 20mg)を摂取しました。
すると、30分後。
痛みが嘘のように消えて無くなりました。
まさに、神の薬効とも言えました。
数時間前まで、車椅子に乗っていた人物がジャンプできる状態まで回復したのです。
私は、これで全て解決したと思っていました。
違う辛さが迫っているとも知らずに。
ステロイド離脱の副作用
ステロイド投与を開始して、1ヶ月経過。
ステロイドは大量に投与すると、健康リスクが大きいため、漸次減量していくのが望ましいとされています。
そのため、私の分量も好酸球の値と照らし合わせ、現在7.5mgまで減量してきました。
特に自分の中で一番影響を受けているのが、精神面でした。
ステロイドの離脱症状として、低血糖や、頭痛などの物理的症状も去ることながら、倦怠感や焦燥感などの精神的症状も出ることが知られています。
ステロイドを10mgから7.5mgに減量したときに、顕著に現れるようになりました。
朝起きることが辛い。喘息の症状も出やすくなりました。
日中、とにかくやる気が起きない。イライラする。人と関わりたくない。などといった症状です。先日、一日、ステロイドを投与し忘れた時は、自殺願望が発生したまでありました。
幸い、帰宅後ステロイドを投与することでことなきを得ました。しかし、辛い状態が続いていることは確かです。
今もその状況の中で、どのようにモチベーションを持って生きていこうか非常に悩ましく思っています。
一刻も早く、ステロイドを卒業したいという願望と、副作用の恐怖に怯えています。
また、普段の明るい日常を取り戻したい。
そのような気持ちで日々を過ごしています。
心療内科を受けてみた
後日・・・・
昨日、うつを乗り越えるというブログを投稿させていただきました。
そして、心療内科を受診し、カウンセリングを受けて参りました。
とても話をよく聴いてくださる先生で、とても感動いたしました。
私がうつのような初期症状を覚えたのは約6年前の16歳の時。
ただ漠然と将来の不安を抱えながら、何をしても満足のいかない感覚に悩んでいました。
それから自分の中で異常なほどに答えの無い自問自答の繰り返し。もちろん自答できていない。
そんな状況の中で私は18歳の時、学校を退学しました。
今となってのタラレバ話とはなってしまいますが、この時に心療内科に通っていれば今の人生は変わっていたのかもしれません。
ただし、それが良いか悪いかについて判断するつもりもありません。
最近になってストレスが度重なり、精神的にも厳しくなり、頼みの綱で心療内科に駆け込みました。
本当に行ってよかった。
つい数時間前の出来事ではありますが、既に、これがターニングポイントであるという自覚があります。
私はこの度、うつ病の症状が見られるという診断を受けました。
まず、この事実を知ることで、この6年間がいかに苦しかったかという事に気がつきました。
6年間悩み続けてきたことは、決して人生の厳しさを悟ることでも無く、己をただひたすら社会に一矢報いるための武器として鍛錬するためでは無く、
平たく言えば、ただの病気だったということです。
考えすぎるのも、うつの症状の1つと言われました。
今まで、全ての現象を難しく考えていました、いや、そう考えざるを得なかった。
内向的という言葉にこだわり、自分を探し続けていたのも実はうつ病をごまかす口実に過ぎなかったのです。
私はレクサプロという薬を処方されました。
この薬は、セロトニンの回収を阻害するという性質を持ちます。
本来、正常な脳の動きでは、セロトニンは分泌と回収を繰り返して循環する性質があるそうです。
しかし、うつ病患者は、なんらかの理由でセロトニンが脳内で分泌されにくくなっている状態になるので、回収するばかりで脳内のセロトニン濃度が低下してしまうのです。
そこで回収を阻害することで、脳内のセロトニン濃度を保とうというのが今回の投与の目的となります。
この薬は個人差はありますが、3日〜1週間程で薬効がでるという説明がありました。
しかし、私は特殊な体質なのか、投与してすぐ30分ほどで薬効が得られました。
実はこの現象は以前、体調不良でステロイド剤を投与した際にも見られ、異常なほどに体内吸収が早いことを学んでいました。
ちなみに、アルコールも一滴飲んだだけで、即時反応します。つまり飲めません。
そんなこんなで、薬の薬効を得た結果。。
今までのマイナスな内向的思考が一切湧いてこない…
この6年間をまるで否定するかのように。
イヤホンが手放せなかった日々。
1人になりたがった日々。
そのような孤独感までも消え去っていくような気がしています。
もし、これで本当の意味でのうつ病を乗り越えられるのだとしたら、自分はこの6年間を取り戻したいと思います。
過去の敗北を清算して、乗り越える。
私の人生、ここから勝ちに行きたいと思います。
そして、このブログを最後まで読んで頂いた方の中でもし、形容しがたい内向的なマイナス感情に苦しんでいる方がいるとすれば、
心療内科へ行ってみてください。
保険効いて、薬貰って、3000円ぐらいだと思います。
でも、それで人生再興できるかもしれません。
私は既に、うつの症状をもつ友人に換気しました。
私は彼を救ってあげたい。
そして、思っているほど、人生は悪くないことを証明したい。
どうせ死ぬなら、心療内科行って、薬飲んだからにしてください。
それでも死ねるなら、あなたは本物ですから。
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レクサプロ投与3日目。
この薬は夕食後に飲むようになっているので、実際飲んだのは2回目です。
3日目の日中に書いています。
2日前に初めて薬を飲んで以来、一気にマイナスな感情が治ったような気がします。
今日も朝からさほど調子は悪くないのですが、今日はアルバイトがあることもあって少し不安感がありました。
あと、薬を飲みだしてから、起床後、若干の吐き気があります。
レクサプロの副作用として、飲み始めに胃腸の不調が見られるそうなので、様子を見る必要がありそうです。
追記
レクサプロ投与 4日目
午前6時に起床。
朝から1日眠気に襲われていました。
少し辛いような、楽になったような複雑な気分だけど、効いてるような実感が湧くから、勇気になります。
自分が一生抜けられないと信じて疑わなかった苦しみ。
でも、その苦しみと本当に戦おうと思ったときに、助けてくれる人がいることを忘れてはいけません。
きっと、この病気を乗り越えて、生きていることの楽しさ、嬉しさに感謝できるようになりたいです。
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レクサプロ投与7日目。
今日は心療内科に通院してきました。
親も同伴してほしいという要望が病院側からあったので、同伴することに…
特に特別な説明があったわけでもなく、薬の説明など基本的なことを説明されていました。
自分の中では7日目にして、日々体調が変わっていく感覚があるので、良くも悪くも薬が効いているという実感が湧いています。
良い点としては、1日目からだんだんと不安な感情が消え去っていったことです。
また、不安による吐き気や、喘息の症状も改善されてきたことから、心因性のものだったことが推測できました。
副作用としては、全体的に感情が落ち着きすぎているため、やる気が起きないことと、軽いEDのような症状が起きていることでした。
それによって、自慰行為や、性交渉の際に精神と身体のバランスがうまく噛み合わない場合があるので、そこが若干のストレスになっています。
しかし、その点は投与初期に見られる副作用として統計が出ているので、経過を見ることで今回の診察は終了しました。
薬投与以降、新たな感覚に希望を抱けるようになったので、今後の経過観察が楽しみです。
最後に、
いくら薬の投与で精神状態が良いとはいえ、現在、風邪の症状が見られるため安静にしておくことが余儀なくされている。
人生、山あり谷ありである。
自分の好きな言葉にこんな言葉がある。
『とてつもなく深い谷を経験したものにしか、高い山を登ることはできない。』
自分の経験したうつの期間は今後の人生の糧になると信じて、生きていきたいと思います。
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普段服用している抗うつ薬が本日から変更になりました。
SSRIとセロトニンとは?
昨日まで飲んでいた薬が『レクサプロ』という薬でSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の働きをするものでした。
セロトニンとは、幸福をつかさどる物質と呼ばれるほど、気分の浮き沈みに作用するはたらきがあります。
個人差はありますが、自分の場合、常に不安感に襲われる感覚に苦しんでいたので、このセロトニンの濃度が著しく低下したことが原因と考えられました。
セロトニンは常に分泌と回収を繰り返される性質があります。
SSRIでは、そのセロトニンの回収を阻害することで脳内のセロトニンの濃度を高める作用があります。
SSRI『レクサプロ』の利点と副作用体験談
この薬を服用することで、感覚的には不安感に苛まれることは少なくなりました。
しかし、この薬を服用してから、やる気が低下する、常に眠いという副作用に悩まされていました。
副作用にも個人差があるらしく、人によっては不眠や吐き気、食欲不振などの症状も見られるようです。
そんな副作用によって、自分もやる気が起きず、学校の授業でも寝てしまったり、サボって1人で本を読んでいたりしていました。。
家にいても常にゴロゴロしている状態だったので、これでは良くないと思い先生に相談したことで、今回、薬の変更となりました。
その薬が『ジェイゾロフト』という薬です。
SSRI『ジェイゾロフト』を服用して得た感覚とレクサプロとの違いについて
この薬もSSRIのはたらきをする薬なのですが、先生曰く、覚醒作用があることがレクサプロとの違いだそう。
自分には、SSRIの不安感を無くす効用があったので今回の薬の変更も効果てきめんの余地があるとのことでした。
実際に、その薬を服用して家で一眠り。。
起きてみると、なんだか気怠い感覚が無い!
プラセボ効果(思い込み)だとしても効果が出ていることは大きいと思い、久々ギターを演奏してみることに。
なんだか感覚が研ぎ澄まされたような、創造的な時間を過ごすことができました。
まとめ
今回、『ジェイゾロフト』に変更することによって、多少なりとも倦怠感から脱出することができました。
今後も体調を見て更新できたらいいと思っています。
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